中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

中村昌宏が紹介する高輪の和菓子 玉川屋惣八のお店紹介&魅力はココ!

駅から徒歩数分の高輪の和菓子店玉川屋惣八

玉川屋惣八は和菓子が立ち並ぶ高輪の道路のビルの1階にあって、泉岳寺駅白金台駅から徒歩数分で行くことができます。とても小さなお店なので注意して探さないと見過ごしてしまうくらいですが、表には大きな木の看板が出ているのでここにお店があるということは分かります。入口も小さくて、お店の中は大人が数人入ると押し合いになってしまうくらいのスペースしかないので混んでいて先客がたくさんいるときには外で待つことになる場合もあります。

ショーケースがからっぽになるほど高輪では人気

店内は奥行きのある細いスペースにショーケースがあり、主に生菓子を扱っています。時間帯によってショーケースにぎっしりお菓子が並んでいるときと、売り切れで空っぽになっていることがあるのでお目当ての商品があるときは午前中の開店後すぐに行ったほうが無難です。高輪は赤穂浪士の討ち入りにゆかりがある地として有名なので、玉川屋惣八には「討ち入りまんじゅう」というお菓子があります。大石内蔵助の家紋の焼き印が付いていてとてもかわいいので高輪土産としても喜ばれそうです。一口サイズで食べやすく、蕎麦粉を使ったおまんじゅうなのでほのかに香ばしい香りがして優しい味わいです。どら焼きも売れ筋商品らしく、厚めに焼いた皮にあんこがたっぷりサンドしてあり、1個ずつ個別包装なので単品で買ったり持ち運ぶのにとても便利です。

季節のお菓子も充実!高輪の和菓子なら玉川屋惣八

季節の和菓子も充実していて、夏場にはこしあんの爽やかな水ようかんや水まんじゅう、春は桜餅や柏餅、ちまき、秋冬にはおはぎなどが売られています。通年売っている大福やようかん、おまんじゅうなど定番の商品も人気で、どれも甘さひかえめでクセのない味なので飽きずに何個でも食べられます。店員さんもやさしくて、小さなお菓子を1個だけ注文しても嫌な顔をせずきちんと包んでくれます。贈答用に包装してもらったりのしを付けてもらうこともできるので、ちょっとした手土産を探したり少しだけお菓子が食べたいときなどに便利に使えるお店です。