中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

中村昌宏が紹介する梅園ウィング高輪EAST店のお店紹介&魅力はココ!

浅草梅園を使う梅園ウィング高輪EAST店

"浅草にある老舗和菓子屋さんで、「あわぜんざい」で有名な「浅草梅園」の和菓子が買える場所が品川高輪エリアにあるのを最近知りました。それが、品川駅のウィング高輪EASTにある「梅園ウィング高輪EAST店」です。

品川駅直結の商業施設のデパ地下にある和菓子屋さんになりますが、店頭にはたくさんの商品が並んでいました。駅のデパ地下ということもあり、ミニサイズもあり会社帰りのOLさんや甘いもの好きの男性などが手を出しやすい感じの物を多数取り揃えており、あれもこれも買いたくなってしまいます。

高輪で出会ったおいしいあんみつ

まずおさえてきたいのは「あんみつ」でしょうか。ミニサイズで300円ちょっとなので、コンビニスイーツとあまり変わらないし嬉しいですよね。寒天の上にあんず、みかん、おもち、えんどう豆、あんこがのっており、黒蜜をかけて頂くのですが、私は最初は黒蜜をかけずに頂くのが好きです。

あんこもちょっと塩気が効いていて、「昔ながらのあんこ」といった感じです。続いて黒蜜を少しずつかけて頂きましたが、寒天の食感と黒蜜の風味が最高です。甘すぎずさっぱり頂ける老舗の和菓子屋さん、さすがです。

他に気になったのは、「土用餅」という「ぼたもち」みたいなお菓子です。見た目はあんこでお餅を包んだ物だったのですが、「土用餅ってどんな物ですか?」と店員さんに聞いてみました。江戸時代には土用の入りの日に、お餅をあんこで包んで夏の悪病災難を除けるという風習があったそうです。

「現在の土用のうなぎみたいなイメージですかね」って感じの良い店員さんに教えて頂き、試しに買ってみました。あんみつ同様、あんこは私好みでさっぱりしていて、お餅も柔らかくおいしく頂きました。

毎日通いたくなる高輪の和菓子屋さん

ミニサイズや小分けでいろいろな種類の和菓子が買えるので、ついつい買いすぎてしますかもしれませんが、品川高輪で手に入るのは本当に嬉しい発見でした。甘過ぎないところがたくさん買ってしまっても翌日以降もたれたりしないので、毎日通いたくなってしまうポイントかもしれないです。