中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

中村昌宏が紹介する清月堂本店ウィング高輪EAST店:しっかりとした和菓子

高輪で買える銀座老舗の味

銀座に本店を構える老舗和菓子店の味が品川高輪で購入できます。

それが品川駅高輪口からすぐの品川ウィング高輪EAST内にあるのが清月堂本店ウィング高輪EAST店です。
清月堂本店は、明治40年(1907年)に現在本店の銀座7丁目(旧京橋木挽町)で創業し、水羊羹や葛桜・半生菓子などを販売し、現在においては、きみしぐれ「おとし文」が看板商品となっています。
きみしぐれの「おとし文」は、ほろほろとしたはかない口溶けの良い商品で、賞味期限は製造日から20日間程度ですので、手土産にもぴったりだと思います。

高輪で手に入る定番とは?

その他、定番のお菓子をいくつかご紹介します。
香ばしい黒ごまをふんだんに煉り込み、しっかり濃厚なごま餡をお餅でやさしく包んだ「ごまもち」や、小豆を水にさらし丁寧に皮を除いてから炊き上げた小豆餡に、風味豊かな大納言小豆をちりばめました「あずき餅」があります。
ちょっと変わり種としては、練乳のまろやかさを加えた栗餡、食感を残すきざみ栗をしっとり香ばしいパイ包んだ和風パイの「銀座だより」という商品もあります。

また、創業当初より製造している羊羹も数種類そろえており、職長の手煉による逸品「百年羹」や、現代人の味覚に調和させた「薫羊羹」「野路の梅」「抹茶羊」「栗羊羹」などの商品もあります。
羊羹のシリーズでは、干支のイラストが入った羊羹セットもあるので、年末年始のご挨拶やちょっとした手土産に重宝されるでしょう。

こちらのお店では旬のお菓子があり、お菓子を通して四季を感じられるのも魅力の一つですが、そんな楽しみ方をしたい方におすすめなのは以下のような商品です。

高輪ならではの変わり菓子

和菓子がちょっと苦手な方には、さっくりしたサブレ生地で、餡を包み焼き上げた新しいタイプの焼き菓子「サブレ饅頭銀座のこもれび」です。餡とサブレの食感の相性の良さを試してみて欲しいです。
柑橘系がお好きな方には、一口サイズの可愛らしいかたちに、柚子の皮を煉り込んだ白餡を包んだ「柚子桃山」です。柚子のさっぱりさで餡の甘さもすっきり味わえます。

上記商品等を詰め合わせた手土産用セットや、慶事菓子、仏事菓子も取り揃えていますので、何かと重宝しますよ。