中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

五反田の江戸みやげ本舗進世堂のお店紹介&魅力はココ!

おかきの名店五反田の進世堂

江戸みやげ本舗進世堂は、五反田にある和菓子屋のひとつです。五反田で50年以上続いている老舗の煎餅屋で、看板商品は「江戸みやげ」というおかきの詰め合わせです。おかきは比較的日持ちがしますので、直前にお土産を購入できないという時にも重宝します。

一時期TVで取り上げられた時はすごく混雑していましたが、五反田の地味な場所にある知る人ぞ知る名店です。昔ながらの煎餅屋という店構えです。所狭しと商品が並んでいます。初めて行かれると、まず商品を眺めているだけで迷ってしまうはずです。江戸みやげが看板商品ではありますが、他の商品も全て老舗ならではのこだわりがつまっています。自宅用に購入するには少々お高いと感じるかもしれませんが、贈答品にはぴったりの上品なおかきを販売しています。とはいえ、手間暇と原材料のこだわりを考えれば妥当な値段だとは思われます。

江戸みやげは、海老煎餅を主体としたおかきの詰め合わせなので、いろいろな味が楽しめます。こちらの商品は1ヶ月以上日持ちがするので、他見の友達や実家への手土産のほか。お供えものとして持っていくこともあります。

五反田で手土産を探すならなら進世堂の江戸みやげ

お店の方は皆気さくな良い方で、混雑していなければ世間話等をしながら商品が手渡されるまでのひとときを楽しんでいます。そしていつも、煎餅とは関係のないもののことが多いですがおまけをくださるのも密かな楽しみになっています。

おかきなんて他にも美味しいお店はあるだろうし、五反田以外にも有名な所はいっぱいあると思われます。しかし、私の周りでは江戸みやげを楽しみにしている人は多いです。以前違う商品を手土産に持っていったところ、「今日はいつものじゃないんだね」と言われてしまいました。老舗ならではの深い味わいは、きっとやみつきになると思います。

江戸みやげ本舗進世堂が地味な場所でこれほど長く続いているのは、お店の人の人柄と妥協しない原料と熟練の技が生み出す商品あってこそだと感じます。お店がなくならない限り、私はこのお店を利用したいです。