中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

高輪柳屋:人気はほてい焼きや水ようかん

高輪柳屋の名物のほてい焼き

布袋様のおなかをイメージして作られたという丸っこいほてい焼は高輪柳屋の名物です。おもたせでも気が利いていますし、おうちでとっておきのおやつとして食べるのもおすすめです。どら焼きと同じであんこがたっぷり入っていて楕円形の楕円の部分を構成してくれています。ほてい焼は見た目よりも小さ目のサイズで食べやすいですし、カステラのようなほろほろとした柔らかい食感と粒あんとの抜群の組み合わせです。とっておきの おやつとして購入するのもおすすめですし、散策のついでに立ち寄って購入して近くの公園でデザートとして食べるのもおすすめです。1個125円という値段 も完成度の高さからは考えられないほどリーズナブルです。都営浅草線から徒歩9分の場所にあり、引き戸の老舗らしい清潔な店内と大きな看板が目印になります。白金高輪駅泉岳寺駅からも徒歩圏内になります。ねっとりとした弾力のある水羊羹もおすすめのメニューとなっています。

高輪にある庶民はの和菓子屋といえば柳屋

伝統ある老舗の和菓子店は高輪駅周辺にいくつかありますが、誰もが大好きで満足できる味を用意できるのは高輪柳屋さんが一番です。こんがり焼きあがったどら焼きの皮とたっぷりのあんこ、中身が何よりも最優先といった控え目な主張をしているかのようなシンプルな包装。大きな文字で高輪名物ほてい焼と記載されているのも手に取って嬉しくなってしまいます。詰め合わせも可能ですので贈答品にもおすすめです。甘さ控えめで甘いものが苦手な人でもおいしくいただくことができます。食感がしっかりしている水羊羹も甘さ控えめで冷やして食べると固めのゼリーのような食べやすさです。

老舗の和菓子屋さんは立ち寄りがたい高級感があるところが多いですが、誰でも気軽に店内に入って甘いものを購入できるという点では高輪の中でも庶民派の和菓子屋さんといえます。ショーケースにたっぷりと鎮座しているほてい焼は地元の人に愛され続けてきた名店の味ですから、一度食べてみるとやみつきになるはずです。