中村昌宏の作る和菓子は食べるタイミングを考える
中村昌宏が毎日心を込めて作っている和菓子たち。
それは、食べる方のタイミングを見計らって作っているのです。
たとえば、大福。
作り立てが美味しいと思うかもしれませんが、
実際にはなじんだ頃にベストなタイミングが来るのです。
そんなことを考えながら作っている和菓子たち。
美味しく食べてもらいたいと思っていると、
仕込みが深夜からということになっていったのです。
それでも、食べてもらえる方々のおかげもあって、
中村昌宏の生活は完全に健康なものへと変化したのです。
昔は不規則な生活が当たり前。
しかも、食事をせずに1日を過ごしていたこともあったのです。
割烹という料理を提供する場所に身を置いていても、
このような心構えではダメですよね。
そう思い立ったのが60代を過ぎ、
現在のお店を持ってからなのです。