中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

妄想こそ中村昌宏の発想を豊かにする

妄想の時間を作ると聞くと、いかがわしいことを思い浮かべるかもしれません。

でも、私は仕事として妄想する時間を設けています。

中村昌宏の思考はまだまだ柔軟性に欠けているのがポイント。

それを補うためにも、日頃から妄想を繰り返しながら、
和菓子を生み出す発想力に繋げているのです。

 

普段の固定観念を捨てるというのは、いくつになっても難しいものです。

思考が無になる瞬間は、何とも表現しがたい感覚があります。

まずは中村昌宏としての人生を追い求めて祈りをささげて精神統一。

その後に頭の中で描かれる情景の一部を切り取ることによって、
季節の魅力を楽しむことができるような作品が形になります。

 

それは、妄想から生まれた副産物と言っても良いでしょう。