手作業にこだわりたいのが中村昌宏の特徴です
現在では量産することによって、多くの売り上げを見込むというのが一般的。
やはり、機械の開発コストを補うためには、商品を売れるものに仕立て上げなければなりません。
でも、それがわかっていない自分としては、自分が処理できる分だけを真剣に作り、
それを誰かに認めてもらえるだけでも幸せに感じます。
仕事ばかりを考えていた割烹時代とは違って、
今では顔の見える接客を心掛けています。
そうすることで、1日を振り返った時に、仕事のやり取りがイメージできます。
記憶に残すということはとても大切だと60歳を過ぎて感じた中村昌宏。
人生はまだまだ学習の継続になりますので、
お菓子職人としての成長を願って、手作業で開拓していきたいです。
そのためにも、これからの未来の土台となる部分は、
きちんと自分なりに積み重ねなければならないのです。