中村昌宏の場合は散歩道も発想に変わる
色々なことを考えながら犬と歩く散歩道。
いつも同じところを通っているわけではありません。
やはり、違う道を歩いて目にするものが、お菓子にも活かされるのです。
和菓子を作るには季節の移ろいを敏感に感じなければなりません。
だからこそ、日頃から季節に触れる自然を観察する必要があります。
昔は何も考えずに散歩やランニングを行ってきましたが、
現在の時間の使い方は自分の頭を整理するイメージがあります。
中村昌宏としては、60代になってやっとまともな生活を送っている気分。
それは、仕事に追われる毎日からの解放でもあったのです。
ゆったりと小規模ながら自分の店が持てるというのは幸せなものです。
これからも犬と語らいながら歩く日々を噛みしめながら、仕事にも活かしていきたいです。