雨の日は中村昌宏にとって至福のひと時
お店が忙しくなる時期に、天気の悪い時は一休みの時間。
いつもはあわただしく過ぎていく時間が止まっているように感じるほど、
一つ一つのことが噛みしめられる幸せがあります。
60代になった中村昌宏としては、
これからできることは限られていると思っています。
栃木県に小さなお店を構え、現在に至っているのですが、
もうお金のことを考えず、食べてもらう人の表情を思い浮かべる日々は、
私にとっては贅沢な時間に思えてしまうのです。
今までは何気なく過ぎて行ったものも、
こうした振り返ることができる。
それが、幸せというものなのかもしれませんね。
中村昌宏にとっては恵みの雨とも言える時間。
日頃の時間に追われる生活とは違い、
どこかホッとする瞬間が、自分の仕事に対するモチベーションを高めてくれます。
それが、雨の日に多いような気がするのです。