中村昌宏の和菓子話

中村昌宏が気ままに和菓子について書いていこうと思っております。東京(五反田,高輪など)の懐石料理店にて修行後、和菓子職人に。

五反田のダ・カーポのお店紹介&魅力はココ!

ダ・カーポのたい焼きは五反田名物

ダ・カーポは五反田の駅から徒歩数分で行けるお店です。外から見ると大きな看板にCD・LPや輸入雑貨と書いてあるので、知らない人は和菓子のお店だと思わずに通りすぎてしまうこともあります。知っている人はリピーターも多くて、大量に買って行く人もたくさんいます。お店の中に入ると中古のレコードがずらりと並んでいて、輸入雑貨などもあり何のお店かわからないくらいでびっくりしてしまいます。ここの名物は「たい焼き」で、店内には「たい焼きの注文はこちらです」と看板が出ているのですぐに分かります。五反田名物と言ってもいいくらい有名なので、通勤通学途中に買ったりわざわざ遠くから食べに来る人もいます。

五反田で焼き立てのたい焼きを食す

ダ・カーポのたい焼きには「たい焼き」「たい玉」「たいうどん」の3種類のメニューがあります。「たい焼き」はあんこの入った普通のたい焼きで、懐かしい味がします。「たい玉」はたい焼きの生地に卵とベーコンや野菜を入れた食事風のメニューで、ほのかな甘みのある生地に卵やベーコンのコクとうま味が加わって食べ応えがあって昼ごはんの代わりにすることができます。「たいうどん」はうどんではなくカレー味のたい焼きで、生地にもカレー味のスパイスが使ってあり、中身はかなり辛いキーマカレーがたっぷり詰まっています。注文してから焼いてくれるので焼き立てをその場で味わえます。お店の女性は気さくで冗談を交えて会話をしたり、待っている間も楽しく過ごせます。「たいうどん」は季節ごとに中身が変わるので春限定や秋限定などの味を求めて五反田に通う人もいます。

正統派な和菓子と言えるのは普通のたい焼きだけなので、お茶に合う本物の和菓子を探している人にはメニューの数が物足りないと感じるかもしれません。しかし焼き立てのたい焼きの味は格別で、他にはないようなびっくりするバリエーションを味わえて昔ながらの手作りの優しい味なので、五反田でちょっとおなかが空いたときに立ち寄ってみるのに最適なお店です。